産経グループが運営する大手オンライン英会話サービス「産経オンライン英会話」では、2015年4月から接客業に特化した「職業別英会話」の教材(テキスト)を無料提供しています。日本の大手オンライン英会話サービスとしては初めてのサービスです。

職業別英会話の教材は、外国人観光客と接する機会の多い小売業、レストラン、鉄道、タクシー、そして郵便局の5種類が用意されており、それぞれ45レッスン用意されています。産経オンライン英会話によると、職業別英会話のテキスト提供は「2020年の東京オリンピックに向けて、オフィス内のビジネス英会話だけでなく、日常的な接客業務に直結する表現を学びたい」という利用者からの要望に応じて用意したとの事です。

当サイト管理人も各テキストを閲覧してみましたが、接客業に特化しているだけあり、非常に実践的な内容になっていました。使われる頻度の多い英会話フレーズや単語、穴埋め問題に会話事例など、朝の通勤時間にスマホやタブレット端末で読むのにも最適なボリュームです。

産経オンライン英会話で用意されている職業別英会話のテキストは次の通りです。

【1】小売店で使えるビジネス英会話
外国人のお客さんに気持ちよく買い物を楽しんでもらうために、小売店の接客で必要な英会話表現がカバーされています。商品の提案やお買い得商品の案内、具体的な商品内容についての詳しい説明のテキストが用意されています。また、値段や数字の正確な伝え方、クレジットカード支払いについての案内なども盛り込まれています。ファッションやアクセサリー、免税品売り場で働かれている方に向いた内容です。

【2】レストランで使えるビジネス英会話
外国人のお客さんに日本の多様な食文化を存分に楽しんでもらうために、レストランでの接客に必要な英会話表現を学べるテキストです。料理内容の説明や、セットメニューやコースについての案内、予約の受け付けやお会計方法の案内などが盛り込まれています。券売機の説明や、宗教的な理由から食べられない食材についての確認など、飲食業界で働かれている方にとって非常に参考になる英会話教材です。

【3】鉄道で使えるビジネス英会話
外国人のお客さんに最適なきっぷを案内し、日本国内の観光を楽しんでもらうために駅での接客に必要な英会話表現が学べます。目的地までの運賃やきっぷの買い方についての案内や、駅構内の施設への行き方、設備の使い方の説明、駅でトラブルに遭遇した外国人へのフォロー等が盛り込まれた英会話教材です。子供料金やワンデーパスなど、カードへのチャージなど日本の鉄道特有のサービス案内もカバーされています。

【4】タクシーで使えるビジネス英会話
外国人のお客さんに安心してタクシーに乗車してもらうため、タクシー運転手が知っておくべき英会話表現がカバーされています。目的地の確認やオススメ観光地の案内、ショッピングエリアの紹介など、タクシー車内で外国のお客さんと英語で会話のキャッチボールをするための文法や単語が多数盛り込まれています。タクシー運転手が直面しがちな外国人とのトラブル対応も掲載されていて便利です。

【5】郵便局で使えるビジネス英会話
外国人の郵便物の取り扱いや海外送金サービス、そして貯金サービスまで、郵便局で働く方が必要な英会話表現が学べるテキストです。切手やはがきの販売、荷物の受け渡しなど、郵便サービス全般について英語対応の方法がカバーされています。また荷物を送る上での注意事項や、便利な郵便サービスの紹介、口座開設の手順なども英語で説明できるよう会話事例が掲載されています。

このように小売業、レストラン、鉄道、タクシー、そして郵便局の5つの職種でよく使われるビジネス英会話が、産経オンライン英会話の職業別英会話テキストではカバーされています。これだけのボリュームの教材が無料でダウンロードできるのは素晴らしいですね。

ただ、せっかくの職業別テキストですのでただ読むだけではなく、実際に講師とのオンラインレッスンで活用されることをオススメします。産経オンライン英会話では無料体験レッスンも用意されているので、職業別英会話テキストを使ったレッスンを1度体験してみてはいかがでしょうか。

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